これからスノボを始めようとする方にとって、夜発も朝発もある日帰りバスツアーはお値段も手頃で身近な存在です。しかし、その中身は意外と知られていません。
今回S・NOW編集部では、スノボ未経験者のインターンの学生さんに戸狩温泉スキー場の日帰りバスツアーに参加してもらい、そのポイントをレポートしてもらいました。このコンテンツを通じて、一人でも多くの方が安心してスノボ日帰りバスツアーに参加して頂けるようになれればと幸いです。
【目次】
1. スノボ日帰りバスツアーの魅力とは
2. 実際に行ってみた!スノボ日帰りバスツアーレポート
21:45 新宿に集合!まずは受付をすませよう
22:15 いざ戸狩温泉スキー場へ。道中の雪景色がとてもきれい
7:00 ついに戸狩温泉スキー場に到着
7:10 ボード・ウェアをレンタル!更衣室とロッカーもあって準備は万端
8:00 リフト券を受け取ろう!初心者ならレッスンの受付も
8:30 滑走開始!レッスンを受けて初のスノーボード体験
12:30 ランチでひと休み。「スノーだるま食堂」へ備は万端
13:00 再びゲレンデへ突撃!練習の成果を実感
15:00 「望の湯」へ。冷えきった体が温まって最高!の受付も
16:00 帰りの準備を済ませたら、バスで新宿に
3. まとめ
1. スノボ日帰りバスツアーの魅力とは
日帰りバスツアーの魅力はなんといっても、安さと便利さです。自分たちでスノボ旅行を計画すると車の手配、チケットの準備、レンタルのことや、旅行のタイムスケジュールなど、やらなくてはいけないことがたくさんあります。
しかし日帰りバスツアーなら面倒なことは全部旅行会社にお任せして、思いっきりスノボを楽しむことができます。当日はツアーの流れに従えばいいので、分からないことが多い初心者には特にツアーがおすすめです。また日帰りなので、夜には東京に戻ってくることができて、忙しい人でも気軽にスノボに行くことができます。しかも料金も手頃なので、お金のことを気にする必要はありません。スノボ旅行初心者の人や、忙しいけどスノボを楽しみたい人、あまりお金をかけたくない人にはスノボの日帰りバスツアーは便利な存在だと思います。
2. 実際に行ってみた!スノボ日帰りバスツアーレポート
では、実際に行ってもらった体験レポートを以下に御紹介したいと思います。初めてスノボの日帰りバスツアーを体験した学生さんなので、同じ視点の方も多いと思います。是非、参考にして下さい。
21:45 新宿に集合!まずは受付をすませよう
集合場所は、新宿駅近くの都内大型バス専用駐車場。迷わずにスムーズに集合場所に行けるように、ホームページでは地図だけではなく動画まで用意されていたので随分助かりました。
集合場所では遠くからでも黄色い旗が目立っているので、ツアーの受付は簡単に見つけられます。受付の人に名前を言うだけでリフト引き換え券やレンタル券がもらえるので楽々と受付が完了しました。受付を済ませたらバスに乗り込んで出発!
22:15 いざ戸狩温泉スキー場へ。道中の雪景色がとてもきれい
今回のツアーは早めに申し込んだので、Wi-fi仕様のバスなのが有難かったです。移動中に、スマホで気軽に動画とか見れちゃいます。Youtubeにはスノボの滑り方のコンテンツがたくさんアップされているので、初めての方は動画でイメージトレーニングするのもいいかも知れません。
トイレ休憩は、2時間に一回長めにとってくれるので安心です。途中で寄った長野県の休憩所にある肉屋の豚汁が思いのほか美味しくて、これはオススメです。具沢山で、お肉の旨味が汁に絶妙に溶けていました。バスの中は暖かいので、一回外で体を冷やしてから飲むとさらにおいしいかも。他にも長野県産コシヒカリを使ったおにぎりや、馬肉を使った桜肉まんが販売されていて、夜食にぴったりでした。そうこうしていたら、あたりは雪景色に。今回の戸狩温泉スキー場は、二ツ宮バス停で降車しました。
【ワンポイントアドバイス】
・雪道は揺れるので、酔い止めを持って行った方がいいかも
・バスの中はとても暖かいので、脱ぎ着できる服装がベター
・暖房で乾燥するので、マスクもあったら便利
・バスは複数のスキー場を回るので、どこで降りるかバス入り口に張ってあるシートで確認しよう!
7:00 ついに戸狩温泉スキー場に到着
バス停を降りたらどこを見渡しても雪!雪!雪!気分が高まってきます。まずはスキーウェアに着替えるために、レンタルショップへ。雪で見えづらいのですが、レンタルショップはバス停から徒歩1分くらいのところにあります。
7:10 ボード・ウェアをレンタル!更衣室とロッカーもあって準備は万端
レンタルショップの中にはロッカーと更衣室もあるので、ここで全ての準備ができます。ストーブと椅子もあるので、休憩所代わりにも使えます。テーブルの上に置いてある用紙に必要なものを書いて、レンタル券と一緒に受付に持っていくだけでレンタルの手続きは完了です。ウェアやボード、靴はツアーの中に入っていたので、受付もスムーズでした。先にボードを受け取ったら、靴とウェアは自分で選べます。どれにしようかちょっと迷う…。僕は追加で帽子・ゴーグル・手袋もレンタルしたので、そちらもじっくり吟味しました。レンタル手続きが終わったらスキーウェアに着替えて荷物をロッカーに入れ、いざゲレンデに出動!
8:00 リフト券を受け取ろう!初心者ならレッスンの受付も
ウェアに着替えたら、次はリフト券を受け取ります。レンタルショップの隣のスキーセンターにリフト引換券を持って行って、リフト券をもらいます。今回は僕が生まれて初めてのスノボ体験なので、90分の初心者レッスン(2500円)を受けることにしました。レッスンの受付も、スキーセンターですることができます。レッスンの料金は、現地で支払います。
8:30 滑走開始!レッスンを受けて初のスノーボード体験
念入りにストレッチを済ませて、ゲレンデをぶらぶらしていたらレッスンの時間に。スキーセンターの前に集合です。みんな揃ったらレッスン開始!生徒は僕を含めて3人でした。最初はボードのつけ方や転び方から教えてくれて、完全に初心者の僕にも分かりやすく説明してくれました。リフトに乗る前に必要なことを一通り教えてもらったら、いざゲレンデへ。初心者向けの「白樺コース」を、みんなで滑ります。最初は体を正面に向けて、ブレーキの状態でゆっくりと滑っていきます。
それが出来るようになったら、徐々に体を傾けていって、ジグザグに滑るようにしてターンの練習をします。最初のうちはすぐにコケてしまって苦戦しましたが、何回も止まりながら、先生が一人一人の滑りをしっかりと見てくれるので、個別にアドバイスをもらえて上達は早かったです。「白樺コース」を上から下まで滑りきると、レッスンは終了。丁寧に指導してもらえたので、最終的にレッスンは合計で2時間くらいでした。
【初心者レッスンのポイント】
①ボードの取り付け方
②ボードを付けた状態での歩き方
③スノーボード中に安全に転ぶ方法
④スノーボードを付けて立ち上がる方法
⑤スノーボードを付けてリフトに乗る&降りる方法
~リフトに乗る~
⑥斜面での立ち方&ブレーキの仕方
⑦体を正面にしてブレーキをかけながら滑る方法
⑧少し体を斜めにしてスピードをつけて滑る方法
⑨方向転換をしながらジグザグに滑る方法
⑩後ろを向いてゆっくりと滑る方法
⑪滑りながらターンをする方法
※今回は90分2500円のレッスンで、500円のワンコインレッスンも有
基礎をしっかりと教えてもらったので、レッスン後は再び一人でゲレンデへ。始めは苦戦した立つというステップがスムーズに。さらに正面を向きながら滑るバランス感覚がわかってきたため、ゲレンデを自由に滑り回れるようになってきました。時間を忘れて何回も滑っているうちに、気が付くともうお昼です。
12:30 ランチでひと休み。「スノーだるま食堂」へ
休憩も兼ねて、オリオンゲレンデにある「スノーだるま食堂」でお昼ご飯を食べることに。「雪山チーズらーめん」や「だるま汁」などユニークなメニューが多くてどれにしようか迷います。お腹がペコペコだったので、名物らしきトッピング全部乗せの「男山カレー」を注文しました。するとトッピング全部乗せの想像の範疇を超えて、コロッケ、とんかつ、ハンバーグ、卵、トマト、チーズが乗った山盛りのカレーが登場。これは、間違いなく2人で食べる量でした。なんとか食べきって、午後の滑走に出発。お腹が苦しい…(泣)。
13:00 再びゲレンデへ突撃!練習の成果を実感
あとは、帰りの時間まで思う存分スノボを楽しむのみです。まだ初心者なのでスピードは出せませんが、コース幅は広く結構距離がありました。ゲレンデを縦横無尽に自由に駆けながら、一気に滑り下りると気分は爽快です。滑れるようになるまでが難しかっただけに、自分一人で自由にスノボを滑れるようになるととても楽しい!やはりレッスンで基礎を学んだ効果アリだと実感しました。そうこうしていると、そろそろ帰る時間に。
今回は板を横にしてジグザグに滑るところまでできるようになりました。ターンは何とか無理やり板を返せるようになりましたが、次回訪れたときにマスターしたいと思います!
15:00 「望の湯」へ。冷えきった体が温まって最高!
帰りのバスの時間が近づいてきたので、そろそろスノーボードを切り上げて温泉に。今回は、レンタルショップ近くの「望の湯」を選択しました。温泉もツアーについてくるので、無料で温泉に入れて有難かったです。体を洗ったら、さっそく露天風呂へ直行!外へ出ると露天風呂までの道に雪が積もっていてビックリしましたが、意外と冷たくなかったです。露天風呂は温度がちょうどよくて、めちゃくちゃ気持ちいい!雪景色を見ながらぽかぽかとお風呂に入ると、一日スノボを楽しんだ疲れが吹っ飛んじゃいました。
16:00 帰りの準備を済ませたら、バスで新宿に
レンタルショップ内の更衣室で私服に着替えたら、ウェア等を返却します。これで帰りの準備は完了なので、あとはバスの時間まで待つだけ。レンタルショップ内にはストーブと椅子がいくつもあるので、温まりながらゆっくり休憩できます。バスの時間になったら、レンタルショップの近くにあるバス停で待機。名残惜しさもありつつ、バスに乗って新宿に帰ります。新宿に着いたらバスから降りて、そのまま解散です。
3. まとめ
いかがだったでしょうか。レポートしてもらった学生さんの感想を紹介しましょう。
「ツアーなので、スノボ旅行初心者の僕でも当日の流れが分かりやすく、思いっきりスノボを楽しむことができました。今回スノーボード初体験だったけど、レッスンのおかげで上達することができて、とっても満足です。レッスンで教わったことを忘れないために近々またスノボに行きたいと思います(笑)バスツアーは費用も手頃なので、気軽に遊びに行けるのも魅力だと思います。ぜひ皆さんも日帰りバスツアーで、スノボを楽しんでください!」
日帰りバスツアーはポイントを押さえれば、非常にコスパの高いサービスです。これを機に、一度体験されてはいかがでしょうか。
・スノボ旅行初心者にはツアーがおすすめ
・日帰りだから気軽にスノボを楽しめる
・スノボ初心者はレッスン受講がおすすめ
・スキー場にはスノボ以外にも楽しめるポイントがいっぱい
戸狩温泉スキー場のゲレンデ情報
・住所/長野県飯山市豊田6356
・アクセス/上信越道・豊田飯山IC~18km(約25分)
・URL/http://www.togari.jp/
・営業時間/平日8:30~16:50 土日祝8:30~17:00(ナイター20:00)ナイター営業12/29~1/2・12・13、2/9・10の営業となります。(ナイターは17:50からの営業となります。)詳細はスキー場ホームページでご確認ください。
・駐車場/平日無料 土日祝無料
・お風呂施設/【戸狩温泉「暁の湯」「望の湯」】10:00~21:00/大人550円・子供350円なし
・キッズゲレンデ/【キッズパーク(オリオン・ペガサス両ゲレンデ下部)】入場料無料/動く歩道なし/ソリ無料【室内キッズルーム(星降るレストラン2F、とが坊レンタル2 1F)】
●この記事を書いた人
くぼたくん(大学3年生) |